スカイ・クロラ

押井守の最新作『スカイ・クロラ』。この映画、面白いです!

前から観るつもりではいたので、予習とあと気分を盛り上げるという意味も含めて、
映画に先駆けてテレビ放送された『スカイ・クロラ特集』と、
同じく深夜に『押井守特集』としてテレビ放送された劇場版の甲殻機動隊
それと劇場版のパトレイバー1、2を事前にチェックしてから映画を観に行きました。


スカイ・クロラ』のストーリーはこんな感じ。

恒久的な平和が実現された世界で、そこに生きる人々がその平和を実感するためだけに存在する、“ショー”としての『戦争』。
そしてそのショーは、永遠にトシをとることのない“キルドレ”と言われる子どもたちによって繰り広げられていた。
キルドレたちはなんのために生き、そしてなんのために死んでいくのか…。


ストーリーも良いですが、最も印象に残ったのが、劇中の様々な効果音。
歩くときの靴の音だったり、ドアを開けるときの音だったり。そういった何気ない音が、不思議と印象に残り、それが映画の世界観を深めている気がしました。
あと、これは予習で見たテレビで知ったのですが、劇中に出てくる椅子の背もたれや部屋のドアというのは、人物の大きさと比べてわざと大きく描くようにしたらしいです。
そのアンバランスさで「キルドレ=子供」というのを表現したみたい。


小道具や演出など、他にもいろいろこだわってる作品だと思うので、興味のある人は観て損はないと思います。
パンフレットも買う価値あり。