古代日本のマンガ
最近読んで面白かったマンガをご紹介。
- 作者: 安彦良和
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1997/09/01
- メディア: 文庫
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- 出版社/メーカー: 中央公論社
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- メディア: 文庫
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記紀(古事記、日本書紀)の内容に独自の解釈を加えて、それをマンガにしたものです。
『ナムジ』の続編が『神武』です。
面白いですよ!興味のある人はぜひ読んでみてください。
邪馬台国論争に見られるように、古代日本の成立って未だに謎なんですよね。
あの有名な邪馬台国だって未だにどこにあったか特定できていないし。
一般的には邪馬台国って「やまたいこく」って読まれていますが、
ある説では邪馬台を「やまと」と読み、それが大和(やまと)朝廷につながるって話もあります。
僕が学生のときは九州説が有力でしたが、いまは畿内説が優勢らしいですしね。
で、邪馬台国からその後150年間ぐらいはまったくの空白期間。
なんの資料も残っていなくて、その間日本で何が起こったのか知る術がないのです。
気づいたら大和朝廷ができてた、みたいなね(笑)
そんな中、記紀を元にその空白期間を埋めてみたのがこのマンガ。
実際には記紀に書かれていることって、信憑性が疑われていて神話的な扱いになってたりするんですが、
世界的に見てもずっと神話だと思われていたことが実は史実に基づいていたなんてことがあるので、
個人的には神話の中にも事実が隠されていると思っています。
初代天皇といわれる神武天皇の『神武東征』とかね。
(神武天皇が九州から畿内に移り、それが古代日本の成立につながったという説)
ま、歴史はロマンですな。